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BUZZ TRAVEL ニッポンゴルフでまちおこし!石川県羽咋郡 宝達志水町編「宝達志水町が誇る里山里海のお・む・て・な・し。」

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オムライスの町からゴルファーへのお・む・て・な・し。

石川県羽咋郡 宝達志水町

宝達志水町が誇る北陸屈指の名門と、
北陸随一のカジュアル。

今号から2号に渡りご紹介するゴルフスポットは宝達志水町(ほうだつしみずちょう)。
初めてその地名を聞く方もいるだろうこの町は、石川県は能登半島に位置する。
まずはこの町が全国に誇る2つのゴルフ場の顔をご紹介したい。


撮影=田中 宏幸、取材協力=宝達志水町ポイントカード会、宝達志水町役場

シーサイドに隣接する対極な顔を持つ2コース

北陸の中でも名コースが多いのが石川県だ。片山津ゴルフ倶楽部、能登カントリークラブ、朱鷺の台カントリークラブなどはトーナメントの開催で馴染み深い。
これらクオリティの高い名門ゴルフ場の一つ、能登カントリークラブが位置するのが宝達志水町である。

金沢市から北へ約30分、能登半島の玄関口にある宝達志水町は、加賀・能登・越中を結ぶ交通の衝であり、古くは御上使(朝廷や幕府から派遣される使者)が往来する街道宿場として栄えてきた。
町の東には能登最高峰の「宝達山」、西には日本のベストビーチとして有名な「千里浜なぎさドライブウェイ」を擁し、日本初の世界農業遺産「能登の里山里海」を最も身近に体感できるエリアだ。
この圧倒的な自然美を生かした2つのシーサイドコースがゴルファーを歓迎する。その対極な顔を持つ両コースの差違が、魅力的で面白い。

まずは今年で開場52年目、歴史ある北陸屈指の名門コース、能登カントリークラブだ。
松林に囲まれた日本海、はまなす、宝達の27ホールで構成されており、広大なロケーションの開放感と、松林でセパレートされた戦略性でプレーヤーを大いに魅了してくれる。2023年には北陸初となる「日本シニアオープン」の開催が決定しており、JGAの監修のもと、メジャーセッティングへと改造・改修が行われていてコースは日々進化を続けている。
目の肥えたゴルファーはそのクオリティに魅せられ、この地を訪れる極上の価値が堪能できる。

そしてもう一つ、“名門”能登CCと対極にある北陸随一のカジュアルコースが千里浜カントリークラブだ。松林に囲まれた丘陵コースで、とても戦略性に富んでいて面白い。
特筆すべき特徴はなんといってもリーズナブルでフリーなところ。“ゴルフがしたい”時に、そのニーズに応じて歓迎してくれる地元に愛されているコースだ。
ロッカー、食事、風呂はなし、コースでのホスピタリティは最小限とし、スタッフの配置も最小とすることで、ビジター平日3,500円土日祝5,000円という格安な金額を提供している。もちろん初心者大歓迎、ゴルフは実戦こそが上達の近道だけに、千里浜カントリークラブは最高の学舎だ。

この対極にある2コースをうまくスケジューリングして満喫したい。
地元の美味しいものを食べ、温泉につかり、ゴルフに明け暮れる。ゴルファー至福の北陸の旅は宝達志水町にあり。
皆さんのゴルフの経験値をこの地で高めていただきたい。

2023年日本シニアオープン開催 北陸屈指の名門コース
能登カントリークラブ

ティイングエリアから日本海を望むことができる日本海コース1番。

能登カントリークラブ
[日本海コース]3544Y・P36
[はまなすコース]3573Y・P36
[宝達コース]3452Y・P36
石川県羽咋郡宝達志水町米出ワの1
TEL.0767-28-3155

1968年開場、安田 幸吉設計・監修。
東に宝達山、西に日本海、黒松やアカシア樹林でセパレートされた名門コース。ダンロップトーナメントや三菱ギャラントーナメントなど数々のトーナメントが開催されてきた。
2023年には日本シニアオープンが日本海・はまなすコースを使用して開催される。今年5月には風呂場が温泉にリニューアルオープン。
プレーの疲れを「宝達美人の湯」で癒すことができる、ゴルファーにとって至福の空間を提供してくれる。

皆様のご来場をお待ちしております!(米井 一夫支配人)

能登CCは2023年の日本シニアオープン開催に向けて、JGA監修のもと、よりメジャーにふさわしいクオリティへと進化しています。
ぜひ、多くの方に北陸屈指の名コースをご堪能いただければ嬉しく思います!

思い立ったら即プレー!北陸随一のカジュアルコース
千里浜カントリークラブ

日本海を望むシーサイドコースは、本格的なロケーションがあり、初心者から上級者まで全てのゴルファーが楽しめる。

千里浜カントリークラブ
18H・6736Y・P72
石川県羽咋郡宝達志水町宿2甲36-1
TEL.0767-28-4411

松林の自然を生かしたシーサイドコース。
フラットな地形ながら絶妙なアンジュレーションが効いており、ショットスキルが要求される本格的なロケーションを持つ。
魅力はそのカジュアルさと自由さ。“ゴルフがしたい”、そう思い立ったら電話1本で歓迎してくれる。
ロッカー、レストラン、風呂なし、リーズナブルな金額を前払いしてのスループレー。ゴルフプレー以外の一切を省いた究極とも言えるカジュアルスタイルは、地元ゴルファーに根強く愛されている。

皆様のご来場をお待ちしております!(田中 義久社長)

徹底的にコストを見直し、皆様にリーズナブルな価格でゴルフプレーをご提供することをコンセプトにしています。
もちろん初心者も大歓迎!思い立ったら即プレーの千里浜CCをよろしくお願いします!

ゴルファーへお得なキャンペーンを実施中!

宝達志水町商工会が発行している「ほっぴーさんカード」に新規入会すると町内加盟店53店舗で使用できる商品券1,000円分が、また「ほっぴーさんカード」加盟宿泊施設に宿泊すると同じく商品券2,000円分がもらえるゴルファーにとってお得なキャンペーンを11/15まで実施している。



●お問い合わせ
宝達志水町ポイントカード会事務局(宝達志水町商工会内)
TEL.0767-28-2301

東に宝達山、西に千里浜
宝達志水町の「絶景」

日本を代表する景観・千里浜なぎさドライブウェイ

宝達志水町今浜海岸から羽咋市千里浜に至る全長8キロのビーチは、砂の粒子が細かいため、日本で唯一ドライブすることができる人気観光スポット。
朝の散歩コース、日本海に沈む夕日、潮の香漂う浜茶屋での焼きサザエやハマグリは格別だ。

宝達山中の幻の滝・樽見滝

宝達山頂公園から徒歩1時間30分、自由見学が可能だが、容易にたどり着くことができないため幻の滝と言われている「能登誌」には、「天人天降遊ぶことあり」と記されている。落差30メートル。

能登の最高峰・宝達山

能登半島の最高峰の宝達山。標高637mからの眺望は北アルプス連峰とともに、宝達志水町から加賀、能登に続く日本海を一望できる。
ちなみに山頂まではドライブだけでなく、ハイキング(徒歩)150分で到達できる。

PRポスターの奥村助右衛門は自虐的だが・・・

ゴルフを終えて宝達志水町を散策すると、飲食店や観光施設、駅など至るところで人気漫画「花の慶次」の一コマが起用されたPRポスターを見かける。

主人公の前田慶次とのゆかりは、かつてのこの地にあった末森城の城主・奥村助右衛門と慶次が盟友であったこと。漫画第1巻、第2巻では末森合戦で、2人が手を取り合い敵・佐々成政軍を退けたことが描かれている。そうした縁で天下一の傾奇(かぶき)者・「花の慶次」が町の観光誘客PRの助っ人となっている。内容は少し自虐的な助左衛門に、慶次が宝達志水の宝である大自然のもてなしの力を気づかせる、というもの。言い換えれば宝達志水の人々は声高にその魅力を語りはしないが、“もてなしの自信がある!”ことをうまく象徴しているのである。

その自信は名所の一つ「千里浜なぎさドライブウェイ」を訪れれば納得。

宝達志水町今浜海岸から隣の羽咋市千里浜に至る8キロの海岸は、砂の粒子が細かく日本で唯一ドライブできるビーチとして、日本屈指の景観を誇る。目の前に広がる日本海に落ちていく太陽を波の音を聞きながら眺める--。

短くもゆっくりと過ぎていく日没は誰もが感動に浸れる至福の時間である。

「花の慶次─雲のかなたに─」©隆慶 一郎・原 哲夫・麻生 未央/コアミックス1990

大自然の恵み
宝達志水町の「美味」

ルビーロマンは石川の宝「さかもと葡萄園」

「ぶどうなら任せてよ!」(坂本 省一さん/代表)

宝達志水町の名産の代表がぶどう。
その生産を長く支えているのが「さかもと葡萄園」。
デラウェア、シャインマスカットなどおよそ30種類を栽培、その中には石川県の宝・ルビーロマンも栽培されている。季節によって旬のぶどうを提供してくれるので、ぜひ立ち寄りたい。

ぶどうの王様であり石川県の宝であるルビーロマン。今年、特秀Gクラス900gの房が130万円という過去最高値で競り落とされた。

[さかもと葡萄園]
TEL.0767-29-3343

収穫体験でより美味しい「トレジャーふぁーむ」

「お待ちしてます!」(代表の山本 加津雄さんとスタッフの皆さん)

宝達志水町の里山里海の自然を生かし、旨味を緻密に管理され栽培された「トレジャーふぁーむ」の志宝とまと、志宝いちごは酸味・甘味・旨味のバランスがいいと評判。
新たにメロンも加わり、その季節の旬の農産物の収穫体験ができる。

[トレジャーふぁーむ]
TEL.0767-28-4115
営業時間 9:00~12:00/平日
     9:00~15:00/土日

年間通して美味しさを届けます「宮本農園のチンゲン菜」

「宝達志水のチンゲン菜はえぐみなくうまいのよ!」(宮本 稔也さん/代表)

チンゲン菜はミニトマトと並び、宝達志水町のハウス栽培の代表となっている。
旬は11月~3月の冬季だが、宮本農園の季節にあった品種や栽培方法で年間通じて美味しいチンゲン菜を食べられる。町の飲食店で意識して食していただきたい。

[宮本農園のチンゲン菜]
TEL.0767-29-3560

宝達志水町はオムライス誕生の地

宝達志水町の食は世界農業遺産が認定する里山里海の大自然のもてなし。石川県の宝であるブランドぶどう「ルビーロマン」をはじめ、米・野菜など様々な農産物が自慢だ。
人気のふるさと納税を利用して、それらを食すことも可能である。

宝達志水町の魅力は次号に続くが、最後に説明したいのは冒頭の「お・む・て・な・し」の意味だ。
宝達志水町はオムライスの生みの親である大阪「北極星」の創業者・北橋茂男さんの出身地であることから、『オムライス誕生の地』とされ、町内の飲食店では名物オムライスがラインナップされ、それぞれ自信の味を振る舞ってくれる。その町の魅力をおもてなし、オムライスにかけて“お・む・て・な・し”が生まれたのである。土地の文化はそのルーツを知ることが面白い。

ゴルフはそれを理由に旅の動機が前向きになれること、そしてそれを軸に訪れた土地の観光を満喫できることが醍醐味。
能登CC、千里浜CCという対極の2コースがある宝達志水町がゴルフ旅の候補として素晴らしいポテンシャルを持っているのは間違いない。

地産地消のオムライス「志お食堂」

「卵、米、具材、醤油に至るまで、全て地元で採れた農産物を使用しています!」(本西 浩一さん/代表)

地元に愛される食堂の名物は、もちろんオムライス。醤油ベースで具沢山のチキンライスをやわらかく卵で包んだ一品は、厨房の本西さんの手際の良い調理を眺めていて気持ちいい。

[志お食堂]
TEL.0767-29-2293
営業時間10:00~18:00※不定休

宝達志水町の美味をふるさと納税でいただきます!

「棒ほうじ茶・ほうだつ山麓米」

宝達志水町はふるさと納税の返礼品が人気。
今回取材で訪れた農産物のほか、清い水資源と寒暖の差で作られた「ほうだつ山麓米」や、金沢に伝わる伝統の焙煎方法で香りのいい「棒ほうじ茶」が人気だ。

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